囲碁お見知りおきを「毎日のように書く」視聴味覚演芸制作者会議軍団「囲碁お見知りおきを」団員、中原由貴のお話。

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明日は100日目の夜のとばりがおりてくる 00:42
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     久しぶりに本格的な風邪をひいた。熱も出た。その上昨日は朝から免許の更新の期限を過ぎてちょうど半年後,すなわち免許取り消しになる前日ということで熱がある中バイトの前に早朝から免許センターに赴くも,お前のような特殊な状況のヤツは日曜日は受け付けないと言われた上に別室でこってり搾られ,朦朧とバイトに向かう中スティックケースをなくすという,もしもかるたで「踏んだり蹴ったり」のカードがあったら今日の私を描くとよい,というような日だった。しかし誰かに恨み言を言ったり思ったりできる要素が1つもなく,逆に清々しい気持ちになって落ち込みもしなかった。
     子どもの頃は風邪をひいて熱を出したりなんかすると,普段絶対に買ってもらえないマンガを一巻だけ買ってもらえたり,フルーツをむいでもらえたり,栄養をとるという大義名分の元にいくら食べても怒られなかったり,家族が急にやさしくなったり,いろいろいいことがあった。そのため,今でも熱が出ると何かしらそういういいことが待っているような気がして,体温計で熱が出たことを確認するとワクワクしてしまう。
     しかし現実はというと,大人の風邪っぴきは世間的には体調管理のできない迷惑なヤツ,である。バイトを休める訳でもなく,誰もマンガを買ってくれない。双六亭のリハーサル日も重なったが,ほぼ全員似たような風邪をひいていて人にやさしくなれる状態でもない。
     そんな中,「栄養をとらないと治らない」という甘いささやきにより,食べたいものを食べたいだけ食べるという欲望に対して通常かかっている安全装置が外れた。するとどうだろう。朝起きた瞬間から天ぷらが食べたい。喉は焼けるように痛いが,湯気の立ったアツアツの天ぷらを想像するだけで目の前はバラ色だ。布団から出てお風呂へ行くまでのステップも弾む。お風呂に入ると肌に当たるお湯が痛いが,それでも天ぷらを食べ終わったら鯛焼きを食べよう,と次なるメニューをどんどん想像するだけで鼻歌も飛び出す。
     結果,熱がある中買い食いしすぎてものすごく散財し,さらに巨漢になってしまったが,今夜も餃子をたらふく食べて私は今幸せの中にいる。喉が腫れて右耳があんまり聞こえないが,幸せである。
     

     さて明日は2014年12月16日,火曜日である。2012年6月1日から始まった「囲碁お見知りおきを〜夜のワルツ〜」の第100回がアップされる。第1回からここまでの間にまあそれはそれはいろいろあったが,1回だけ聴いてくれた人,99回全部聴いたぜ!って人(そんな人おられるんでしょーか),その間の人,私たちの挑戦の場を共有してくださったことにほんとに感謝したいと思います。初めてラヂオの感想なんか言ってもらったときはもう本当にうれしかったですなあ。
     この囲碁ラヂオは,双六亭のライブと囲碁お見知りおきをのイベントとそれぞれの活動なんかがずるーーーっとつながっている様をシームレスにお伝えできるような役割になるといいなあと思いつつ,この2年半で出来たことも出来なかったこともありますけども,ゲストに出ていただいた方々,謎のラヂオドラマに参加してくださった方々,曲をかけさせていただいた方々,一緒に演奏してくださった方々,お便りを出してくださった方々のおかげで,ここまでなんとか続けて来られました。ありがとうございます。このラヂオのせいで寝不足になったり小競り合いになったり双六亭内ではまあいろいろとありましたけども,きっとみんなやってよかったと思っていると信じたい(笑)。
     そんなわけで,明日アップされる第100回を聴くときはこのわたくしが1人自作自演的に世界で一番感無量になっていると思われますけども,これまで聴いてなかった方も,ずって聴いてくださってた方も,これを機におおおそういえば,と聴いてくださるとうれしいですなあ。
     そしてここでかっこよく100回で終わり,さようなら!という案もなくはなかったんですが,気づけば最初にやりたかったことがぜんぜんやれてないので101回以降も続けることにしました。はっはっは。益々楽しくゆるゆるとしつこくお送りし続けたいと思います。今後とも何卒,お見知りおきを!!

     そんなわけで今夜は,熱にうかされつつのセンチメンタルな内面の吐露の回でございました。ではみなさん,風邪などひかれませんよう,ご自愛ください。

    ※イメージ写真はそれぞれ『The Lion, The Witch And The Wardrobe(C.S.Lewis)』(上),『Storybook DICTIONARY』(下)より拝借。
    | - | comments(0) | trackbacks(0) | posted by nakahara yuki
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